EHアンテナの製作・・・断念2012年06月05日 08:37

4本ほど少しづつ形を変えて製作したEHアンテナですがどうしても所定の性能が出ないので製作を断念しました。どう調整しても私が調整するとベースローデングの短縮バーチカルかアイソトロンアンテナ並の性能にしか成りません。1/4波長のベースローデングアンテナとEHアンテナでどのくらい共振周波数が違うのかどう調整しても上シリンダーと下シリンダーをコンデンサーとした共振に成らないようです。・・・・・・・
製作データはエフアール・ラボ提供のものを使用しました。最初に疑問に思ったのはフェーズコイルの巻き数に端数が出ないことです。シリンダーの径を変えても1回、2回、3回となることです。またタップコイルも周波数によっては0回に成ります。・・・・・どう給電すれば良いのでしょう。製作を続けるうちに入力電力により上シリンダへの給電線の下シリンダーとの距離が変わります。私の理解が間違っていなければこの給電線の積分効果による電圧の遅れを補正するのがフェーズコイルだと理解しました。であれば給電線と下シリンダーの距離が変わればフェーズコイルの巻き数も変わるのではないかと思いました。もしその必要がない様であればもう少し簡単に調整ができるように思いました。EHアンテナの調整はかなりクリチカルだと思うのですが・・・・・・
そんなことで私の手には負えないアンテナだと痛感し計画を断念しました。


EHアンテナもどき2012年06月18日 17:43

EHアンテナもどきの共振周波数を測ってみることにした。取り敢えず前回調整したままの状態で
ケーブルは接続せずデップメータで測定する。キャンセルコンデンサーを等して測定すると約4MHzs
8.2MHzにデップがでる。キャンセルコンデンサーを通さないと8.1MHzと100KHz程下がる。
次にアースを付けて測定すると6.9MHz付近にデップが来る。7.1MHz付近に周波数が来るように
調整する。共振周波数を測ろうと思ったのはEHアンテナは上下のシリンダーがコンデンサーとなって
共振するとのことなので、1/4波長の短縮アンテナの場合はシリンダーはLとして共振するから2カ所
に共振点があるはず。容量は同じはずだからLの分だけ低い周波数で共振するはずだ。上下のシリンダーがコンデンサーとして果たして共振させられるのだろうか。何もない宇宙空間なら可能だろうが
シリンダー間の容量より大地との容量の方が大きいのではないか?。少なくてもアースを付けることで
1MHz以上も周波数が下がるのはシリンダー間の共振でないことは明らかだと思う。どうしたらシリンダー間で共振させられるのか・・・・自然の摂理とは・・・・アースを付けるとキャンセルコンデンサーではSWRを下げ事が出来なくなった。昔から短縮アンテナのマッチングに使っている手法であるインダクタンスをコンデンサーの代わりに入れてやる。SWRは見事に1になった。出力最大とSWRの最小値もほぼ一致する。電力を増やしてもSWRが変わるようなこともない。同軸ケーブルの長さを変えても共振周波数やSWRも殆ど変わらない。但高さを変えると共振周波数もSWRも変わってしまう。EHアンテナは高さで利得が大きく変わるように書いてあったように思うが、EHアンテナの理論からすると高さで大きく変わるのはおかしいように思える。1/4波長の垂直アンテナを立てると給電点は地上0メートルであるがコンでションにも左右されるがある程度の距離に離れるとほぼ1/2波長より3bBゲインが足りない程度になる。送信受信でレベル差はほぼ同じ値になるので間違いなさそうだ。市販のバーチカルになると短縮のGPが多いがこれなどは10m程の高さに設置しても手作りの1/4波長のバーチカルより大凡10dBほど利得が落ちるというのが私の実感である。どう頑張っても私には上下のシリンダーがコンデンサーとなって共振するEHアンテナは今のとろ作れない。どうしても1/4波長の短縮バーチカルになってしまう。


螺旋が咲いた2012年06月20日 17:55

今年は大きく育った螺旋が咲きました。30cm位有ります。放射能の影響かな・・・・・・・